未来のための食べもの

ノルウェーはシーフードを主要産業とする国です。ノルウェーの水産養殖のそれぞれの仕事は、他産業でほぼ2つの雇用を創出し、また、水産養殖が生み出す1 NOK(ノルウェー・クローネ)は、ノルウェー経済に1.43 NOKの貢献をもたらします。水産養殖業は私たちの祖国にとって絶対不可欠な産業であるため、将来に向けて計画することが重要です。そのため、私たちは、サーモンを効率的かつ環境に優しい方法で養殖することを確実にするため、より一層の努力をしています。

廃棄物の削減

サーモンはは生来効率の良い魚です。哺乳類とは異なり、直立するためにエネルギーを使う必要がありません。冷血生物であるため、体温を調節するためにエネルギーを使う代わりに、食べものから摂取したエネルギーを成長するためだけに使います。実際、1kgのサーモンを生産するのに必要は餌の量は、たったの1.2kgです。

また、ノルウェーサーモンの飼料に使われている海洋由来の原料は、適切に管理された資源からのものであることを確実にしています。これらは、切れ端や産業用の魚など、人間の食用には適しないものです。過去30年間で使用した飼料の量は15~20%削減されており、今後養殖技術が進歩するにつれ、さらに減少すると考えられます。

飼料の原料のおよそ70%は植物由来で、残りは海洋由来です。

環境への影響の削減

サーモンが逃げてしまうと、大きな問題が生じます。ビジネスだけの問題でなく、その地域に生息する天然サーモンに悪影響をおよぼす恐れがあります。そのため、私たちは養殖サーモンと天然サーモンを識別できるよう、養殖サーモンに印をつけて追跡します。養殖場からサーモンが脱出することを防ぐため、おりが破損している可能性があればダイバーやCCTVを使用して調査します。逃げたサーモンを除去するための環境基金もあり、サーモンが脱出した養殖場の企業に対し、ノルウェーは1匹あたり500 NOKの罰金を科して責任を問います。

 

リスクの削減

毎週各々のおり内のフナムシの数を確認し、すべての処理場と輸送船でフィルターを使用することで、サーモンが感染するリスクを削減しています。また、寄生虫を食べる「掃除魚(ベラ)」を養殖したり、他の環境に優しい手段を調査するために研究費を使っています。ノルウェー産サーモンの健康状態は、水産養殖産業全体で共有する健康データベースに記録されています。

 

CO2の削減

養殖アトランティックサーモンはすでに世界のサーモン市場の50%を占めていますが、世界人口が増加するとともに、世界中の人々のための持続可能なタンパク源となり得ます。ノルウェーの養殖サーモンは牛肉や豚肉よりもカーボンフットプリントが低いため、ノルウェーサーモンを料理に使うことは気候変動抑制への貢献につながるかもしれません。